兄として

会社から帰宅後すると妹が、


「パソコン買いに行くの付き合って」


我が家には家族で共有しているPCが既に1台あるというのに自分専用のマシンが欲しいとのこと。


生意気な!
僕なんて大学4年時に買ったPC(クローゼットで冬眠中)でがんばってるのに・・・。


ともあれ、珍しく兄を頼ってきた妹の願いを無碍に断ることもできず、あてんぞう(愛車の名前)で二人で電気屋に行きました。
向った電気屋はコジマかヤマダかは覚えていませんが、どちらかだったと思います。



元SEである僕のアドバイスに妹はかなり期待していたようですが、正直言って僕はパソコン全然詳しくありません・・・。



でも悔しいので、


「やっぱペ、ペンティアムじゃない?」
「フ、フロンティア?そんな聞いたことねーブランドはやめた方がいいんじゃない?」
「メモリーニゴロじゃキツくない?」



といい加減過ぎるアドバイスを喰らわしてやりました。


しまいには、


「どうせネットとゲームしかやらねーんだろう?!」
「すぐもっと安くていいの出るよ」


とアドバイスではなく購買欲を削ぐ発言を連発。



結局、この日妹はパソコンを買いませんでした。
少し不憫に思った僕は帰り道、


兄:「夕食ご馳走してやるよ」
妹:「え、ホント?ドコでご馳走してくれるの?」


暗かった妹の表情が少し和らいだ気がしました。



そして、あてんぞう(愛車の名前)が向ったお店は、








バーミヤン








バーミヤンに入ってからなぜか妹との会話はなかった。