暗黒面と書いてダークサイドと読む
夜、今月いっぱいで閉店してしまうバーsanへ。
お店に着くといつもの3人が。
J、S君、maie君と4人で肩を並べてバーテンダーKZさんと思い出話など。
みんなでしみじみと「寂しくなるなぁ」なんて。
今思えばこれが嵐の前の静けさというやつでした。
最後の営業日ということで、時間の経過と共に次々と常連客がやって来ました。
混んできたので僕らはテーブル席へ移動。
22:00PMを回る頃にはいつの間にかカウンターもテーブルも満席。
その後も客足は途切れず、立ち飲みの人達が何人も発生。
そんな中、Jはオレの知らない常連客をとっかえひっかえテーブルに招くし。
しかも、大体オレの対面の席に。
オマエ誰やねん!みたいな。
オレ、大体友達じゃないから。
悪そな奴大体友達じゃないから。
とにかくお店は大繁盛。
ですが、スタッフはKZさんとシェフの二人。
これはキツい。40人以上もの客はまわせないでしょう。
最終的にはお客として来たはずの元・従業員の人がカウンターに入って手伝っていました。
その他常連客の方々もテーブルの掃除やグラス類の片付けなど協力していました。
すべてバーテンダーKZさんの人徳の賜物でしょうか。
微笑ましい光景でした。友情パワーってやつですね。
反面、それを横目に次々とドリンクをオーダーするJとmaie君は鬼でした。
特にmaie君は必死で働いているKZさんを酒の肴にしてましたからね。
「人がテンパってる姿を見ながら飲むのが美味いんすよ〜」
鬼!悪魔!ひとでなし!
同席していた常連客のYuriちゃんにも「腹黒い男」と連呼されていました。
チラッ
maie君の顔がっ!
真っ黒じゃないすか!
そんなお腹だけでなく全身真っ黒になってしまったmaie君は、
店内を必死で走り回っているKZさんを掴まえて、
ついにあっち側へ堕ちてしまったようです。
この夜から彼をmaie君改めダークと命名。
早く人の心を取り戻してくれることを願いながら。