閻行(エンコウ)

[張既伝]より

字は彦明。金城の人。韓遂の女婿。

若いころから勇名を馳せ、初めは小将として韓遂に付き従った。
建安年間(196〜220)の初め、韓遂馬騰が攻撃しあったとき、
馬騰の子馬超にも勇名があったが、閻行は馬超を突き刺し、矛が折れてしまうと、
その柄で馬超のうなじを殴り、殺す寸前だった。

馬超が叛逆を企てると、韓遂は閻行の諫めを退けて都督になった。
閻行は曹操のもとに下り列公に封じられた。

三国志を知っている人なら馬超の強さはご存知の通り。
軍勢を率いては魏の主力級を退け曹操をあと一息のところまで追い込み、
槍を持てば燕人・張飛と互角に戦う武勇の持ち主。
物語中でもベスト5には入るであろう豪傑。



その馬超を半殺しにした人物がこの閻行。
すごい人物がいたものです。



それにしても、矛が折れても(おそらく折れた先は相手に刺さってる)、更にその柄でうなじを殴るって・・・。
この人物、凶暴過ぎます。
是非ともガルベスと戦わせてみたい。